始まりは、キーパーさんとの会話からでした。
「猛暑の影響を受けても芝が枯れることなく、日本の気候に適した新しい資材は無いものか…。」
その声をヒントに、研究は滋賀県立大学の岩間准教授と共に進められ、
確かな実験データを元にリボサンドが誕生しました。
これまでにない高い排水性と保水性を兼ね備えたこの資材は、
地中の水分を保ち、温度を下げる効果を生みます。
そしてその効果は、猛暑の環境でもダメージを受けることなく
健康な芝を育成することが可能となりました。
さらにコスト面でもその優秀さは保証され、独自の生産方法で出荷されるリボサンドは、
各地のゴルフ場の景観を美しく保ち続けています。
リボサンドが産まれたわけ
REASON

2010年 リボサンド考案
それは、あるゴルフ場のキ-パーさんとの会話がきっかけでした。
2012年 中島正史が、代表取締に就任すると、リボサンド開発は
翌年、滋賀県立大学・岩間准教授との共同研究で大きく動き始めます。

2016年 には、リボサンド工場設備が新設され
2018年 リボサンド3種類の製品試作を開始。
同年4月に初となるリボサンド1003を出荷し、
9月にはリボサンド1003・1510の納品を遂げました。
キーパーさんとの会話で生まれたその構想は、
約7年の年月を経て、ようやく具現化しました。
データ
DATA
滋賀県立大学 岩間准教授の協力を経て、天然砂との比較データを採取しました。
その結果、リボサンドは多孔質で保水性・透水性も良く、芝の育成に優れているとの研究結果が出ました。
更に、耐踏圧性測定でも踏み硬めによる変化の影響がないことも試験済みです。
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透水試験図
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pF試験図
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粒度試験図
リボサンド、天然砂の2種類の試験で透水試験、保水性試験、粒度試験を行った。
リボサンドの排水能力は天然砂と同等以上であり、更に保水能力も天然砂の1.5倍の能力があることが判明した。
滋賀県立大学 岩間准教授より
芝の育成状況の比較

リボサンド、天然砂の2種類を用いて実際に芝生を育成した比較写真です。
植え付け後1年後のデータですが、リボサンドのほうが大きく根が発達し、青々とした芝生が生えているのがわかります。

本来グリーンに使用されている芝は、高温多湿に耐え、日本の気候に適している種ですが、近年の猛暑では深刻なダメージを受け、芝生が枯れてしまうというゴルフ場も見受けられました。
リボサンドが持つ高い排水性と保水性は、地中の水分を保ち、温度を下げる効果が得られますので、猛暑の影響を受けにくく、健康な芝を育成することが出来ます。

他製品との比較
COMPARISON
従来、グリーンに使用されてきた主要な製品との比較です。
製品名 | 排水性 | 保水性 | 芝の見た目 |
---|---|---|---|
リボサンド | 高い | 高い | 砂の粒が丸く細かい。また、色がほぼ均一のため、芝上でも浮くことなく景観を損なわない |
従来のグリーン砂A | 非常に高い | 高い | 砂の粒が粗いが、製造段階で着色されているため、芝上でも浮くことがなく芝の景観を損なわない |
従来のグリーン砂B | 低い | 低い | 砂の粒や色にばらつきがあるため、グリーン上でも目立ってしまう |
リボサンド
- 排水性
- 高い
- 保水性
- 高い
- 芝の見た目
- 砂の粒が丸く細かい。また、色がほぼ均一のため、芝上でも浮くことなく景観を損なわない
従来のグリーン砂A
- 排水性
- 非常に高い
- 保水性
- 高い
- 芝の見た目
- 砂の粒が粗いが、製造段階で着色されているため、芝上でも浮くことがなく芝の景観を損なわない
従来のグリーン砂B
- 排水性
- 低い
- 保水性
- 低い
- 芝の見た目
- 砂の粒や色にばらつきがあるため、グリーン上でも目立ってしまう
取扱製品
PRODUCT
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リボサンド1003
サイズ 1.0mm~0.3mm 粗粒率 2.35% 微粒子率 8.93% 保水性 非常に高い 水はけ性 高い -
リボサンド1510
サイズ 1.5mm~1.0mm 粗粒率 2.68% 微粒子率 0% 保水性 非常に高い 水はけ性 高い -
リボサンド2515
サイズ 2.5mm~1.5mm 粗粒率 3.95% 微粒子率 0% 保水性 高い 水はけ性 非常に高い
※価格は変動する場合がございます。ご了承くださいませ。